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くすりの飲み方


【コップ一杯の水で飲みましょう】
飲む水の量が少ないと薬が食道にひっかかって、食道炎や潰瘍を作ったりすることがあります。
水も薬のうちであり、水は薬の吸収を良くします。

【体を起こして飲みましょう】
寝たままで飲むと、薬がのどや食道に長くとどまり、潰瘍の原因となります。
寝たままで飲むと、食道通過に時問がかかり、薬の効果が遅くなります。少なくとも90秒間は起きた状態でいてください。
寝たきりの老人や病人には、体を起こして薬を飲ませてあげましょう。

【水やぬるま湯(白湯)で飲みましょう】
抗生物質の中には牛乳で飲むと牛乳に含まれているカルシウムと結合して腸からの薬の吸収が悪くなり効き目が出にくくなるものもあります。
ジュースで飲んでいけない薬もあります。
鎮痛剤はお茶やコーヒーで飲むと吸収が良過ぎて副作用が出やすくなります。
鉄剤は鉄欠乏性貧血の人の鉄分を補給する薬です。以前はお茶で鉄剤を飲むとお茶のタンニンと鉄が結合して吸収されず効果がないと考えられていました。その後の研究ではお茶はそのような影響を与えないことが分かりました。鉄剤をお茶で飲んでも大丈夫です。
胃の悪い人は、水よりぬるま湯で飲むと良いでしょう。ぬるま湯は胃の温度を下げないので、胃の活動が妨害されず薬の吸収が良くなります。

いずれにしろ、薬は水または白湯で飲んでください。


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