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副作用と使用上の注意


医薬品メーカーが作製する「使用上の注意」の記載要領に「副作用とは、医薬品を投与した結果、人体に発現する有害反応をいう。」となっています。
元来、「副作用]とはサイド エフェクトのことで、メイン(主)に対するサイド(副)です。この副はすべて悪いというわけでなく、治療の際の[望ましからざる副作用]というべきです。
アメリカのFDAでは、望ましからざる副作用と過大作用、特異作用、過敏症を全て含めて有害薬物反応 アドバース ドラッグ リアクションといっています。

一般用医薬品の使用上の注意で、医療用医薬品と最も異なる点は、医師の診察を受けていない一般の人が対象であることです。
医療用医薬品の場合は取り扱うのが専門家である医師、歯科医師及び薬剤師であるのに対し、一般用医薬品は薬の専門知識を持だない消費者を対象とすることが前提に置かれており、消費者に使用上の注意についての理解を深め、それを守ってもらうことが重要になります。


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