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高血圧症

血液は圧が高い方から低い方へ血管内を流れ、血液は体内を循環しています。普通、一般の人が「血圧」と呼んでいるのは、上腕の中等大の動脈の血圧を意味します。
血圧は最大血圧と最小血圧とに区別され、前者は心室が収縮したときの圧力、収縮期血圧といい、後者は心富加拡大したときの圧力であるので、拡張期血圧と呼んでいます。

身体の成長に伴い血圧は次第に高くなり、20歳前後が成人の血圧を正常植と考えます。わが国のような一日の食塩摂取量が多い国では成人になってからも、年をとると其に血圧が次第に高くなる人が見られます。

血圧の高いものを高血圧症と呼んでいますが、WHOの基準は布団のとおりです。
血圧の調整を行う要因には次のような因子が関与しています。それは神経(主として交感神経)、ホルモン、体内で作られる血管を収縮する物質、電解質(ナトリウム・カリウム)などです。

【本態性高血圧症】
生まれつきの素因で、これに食塩の過剰摂取などにより起こるものを一次性、または本態性高血圧症とよんでいます。わが国の95%以上が本態性高血圧症であるといわれています。

【二次性高血圧症】
他の原因疾患があってその結果高血圧になる。血圧を上昇させる物質が分泌過剰になった場合等。


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