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動脈硬化

人の血管は、歳をとるとともにだんだん硬くなっていきます。また、中を流れる血液の量は、歳を重ねると少しずつ滅ってきます。
この現象は、頭の中でも当然起こり、年令が高くなるにつれて、血液の流れが悪くなってきます。すると、気分がイライラしたり、イ可もする気が起きなくなったり、頭痛、めまい、耳鳴りなどの症状が現われ、この状態を「脳動脈硬化症」といいます。
これに高血圧症、糖尿病、高脂血症などの病気が重なると、脳動脈硬化症を悪化させ、ついには脳卒中や脳血管吐の痴呆を引き起こす原因となります。

[脳動脈硬化症と診断されたら?]
脳動脈硬化は、歳をとると、ある程度あけられないことですが、それ以上悪化しないように、薬による治療はもちろん、日常生活における十分な注意が犬切です。

[治療]
脳動脈硬化症には、脳循環改善剤という薬が使われます。この薬は血管が硬くなったり、一度つまって流れにくくなった頭の中の血液をうまく流れるようにするものです。
つまり、頭の血のめぐりをよくする薬です。しかし、この薬だけを飲めばよいわけではありません。きちんと医師の診察を受け、血圧や血糖値など検査をして指示を受けましょう。

[生活]
1.食生活に気を配る。
塩分を控える(1日log以下に)
高タンパク、低脂肪の食事にする。
食べすぎに注意、腹八分目を心がける。
2.禁煙、滅酒を守りましょう。
3.睡眠は十分とり、ストレスをためない。
4.身軽に体を勤かし、頭の体操も忘れずに。
5.急激な温度変化をさける。
家の中でも温度差の激しい風呂場やトイレ、また冬の外出の服装に気を配りましょう。


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